シロアリとは何か

シロアリは、ゴキブリの仲間に分類される社会性昆虫です。名前に「アリ」とありますが、一般的な黒いアリ(クロアリ)とは生物学的に異なるグループに属しています。

木材に含まれるセルロースを栄養源としており、住宅の土台、柱、床束などの構造材を食害します。地中に巣を作り、蟻道(ぎどう:土でできたトンネル状の通路)を伝って建物に侵入するのが一般的です。

被害は建物の強度に直接影響するため、早期の発見と対処が重要です。

日本に生息するシロアリの種類

日本で住宅被害を引き起こすシロアリは、主に以下の3種類です。

種類分布地域被害の特徴
ヤマトシロアリ北海道南部〜九州日本で最も多い。湿った木材を好み、被害範囲は比較的限定的
イエシロアリ関東南部〜沖縄巣の規模が大きく、乾燥した木材にも被害が及ぶ。被害が深刻化しやすい
アメリカカンザイシロアリ関東・関西の一部土壌との接触なしに乾燥した木材を直接食害する。発見が難しい

種類によって生態や被害パターンが異なるため、対策方法も変わります。

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被害の見分け方・初期サイン

シロアリ被害は、以下のようなサインで気づくことがあります。

  • 羽アリの発生 — 春〜初夏にかけて、窓際や玄関に羽アリが群がって飛び出す現象。地下に巣が形成されている可能性があります
  • 床のきしみ・沈み — 歩くとギシギシ音がする、床が柔らかく感じる場合は、床下の木材が食害を受けている恐れがあります
  • 木材の空洞音 — 柱や壁をたたいたときに軽い空洞音がする場合は、内部が食害されている可能性があります
  • 蟻道の発見 — 基礎や壁沿いに、土でできた筋状のトンネルがあれば、シロアリの侵入経路です

1つでも該当する場合は、専門業者による床下点検の検討をおすすめします。

駆除の基本的な流れ

  1. 点検・調査 — 専門業者が床下に入り、被害の有無と範囲を確認します。多くの業者では無料または低価格で点検を実施しています
  2. 見積り・施工方法の提案 — 被害状況に応じた施工方法と費用の見積りが提示されます。複数の業者から見積りを取って比較するのが一般的です
  3. 駆除施工 — バリア工法(薬剤散布)やベイト工法(毒餌設置)など、状況に適した方法で施工が行われます
  4. 施工後の確認・保証 — 施工完了後の確認と、一般的に5年間の保証が付きます。保証期間中の定期点検を実施する業者もあります

施工は通常1日で完了し、施工後もそのまま生活を続けることができます。

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